アニポケXY1周年特集 − No.4


★ シトロンの発明 ★

 ミアレジムのジムリーダーであり、大の発明好きと言うシトロン。真面目な性格で常に丁寧語で会話しているほか、料理のできて、妹であるユリーカを第一に想う、良いお兄ちゃんキャラである。
 しかしまた、トラブルメーカーでもある。おおよそ彼の発明が影響することが多々あり、幾度となくメンバーに迷惑をかけてきた。
 そこで今回は、そんな発明品の中でも特に評価に値するものについて、取り上げようと思う。

・第3位 正確にキリワケール
 ケーキなどを目分量で切り分ける際の不平等感を無くすため、0.1mm単位で同等に切り分けるマシン。果てしなくどうでもいい発明だが、XY編が放送されてから1年、“シトロンが単独で作りだし”かつ“結果的に爆発しなかった”唯一のものである ※。


・第2位 シトロイド
 あまりにも発明好き過ぎるシトロンは、本職であるジムリーダーの仕事を放棄してまで発明に時間を割きたいと思うようになる。ポケモンジム協会が聞いたら即刻審査に来そうだが、そんな自分に代わってジムリーダーを務めさせようと作ったのがシトロイド。
 なんやかんやで始めは問題だらけだったが、改良の末、完璧なものとなった。二足歩行して自分の意志で喋ってポケモンバトルしてチャレンジャーに助言もするとか、S○NY顔負けの技術である。


・第1位 ロボピカチュウ
 カラマネロに洗脳されて連れ去られたピカチュウを助けるために開発された。ピカチュウの電波に反応してその場所を案内すると言う、デデンネの活躍を奪ったマシンである。
 追跡途中に爆発したのち不具合を起こして置いてけぼりにされたが、場所の特定は成功していた。そしてピカチュウの電撃に反応して自然復活、シトロンたちを追いかけ、自らカラマネロに突っ込んで自爆すると言う、アグレッシブな活躍。本来の目的=追跡を達成し、さらに自分の命と引き換えに敵に痛恨の一撃を与えると言う、表彰ものの活躍を果たした。こいつが1位でなければ他に何を選べと言うんだ!?


 今回は以上。発明するたびにドヤ顔するシトロンは、真面目キャラの中で見せる唯一の違和感的面白さである。今後もサトシ達を爆発に巻き込まないよう、ほどほどに頑張ってほしい。

※ 第3位の内容に補足すると、“サトシも調整に手伝って爆発しなかった発明”には、第21話のポケウッドスター2が、“結果的に爆発はしたがシトロンが原因で無い発明”には、第32話のメガルカリオのパワーを測定するマシンが挙げられる。また、第22話のコイキングおびき寄せマシン2号は、爆発した1号機を調整したため、エイパムアームとエレザード型ライトは標準装備なので、ここでは除外した。