ポケモンXY感想−23話目
ケロマツとヤヤコマの特訓からスタート。……しかし、25話のザクロ戦のタイトルからして、どちらかは使われないことが確定していたりする。
そこに現れたのは、6話以来となるパンジー。何やら化石研究所を取材するらしく、同じ方向だから会えるかと思って来てみたとのこと。BWDa! から始まりちょくちょく登場するパンジー。セレナをサトシの起爆剤と言ったり、今後もキーキャラとして登場し続けるのだろうか。
余談ながら、足元でちょろちょろしているピカチュウ、デデンネ、エレキテルが可愛かった。画面アウトしても鳴き声がまた可愛い。
「ようこそ化石研究所へ。私は研究員のタケダです」
タケダ……!? ここフランス……だよな? なんて日本チックな響きなんだろう。しかも名字。アニポケを見ていると、たまに普通の名前の人物が登場して驚くことがある。
化石研究所。広い!
ポケモンの化石が展示されている。
サトシ「すごい! こんな沢山の化石が見つかってるのかぁ!」
……化石と聞くと、カブトカブトプスオムナイトオムスターに追いかけられ、プテラに捕まって喰われそうになった記憶が蘇ったりしないのだろうか。……15年以上前のことだから忘れてるか(笑)
興味津々のサトシに対し、セレナはイマイチ。ただの石にしか見えないと言ったり、ここの見学にもあまり興味を示していなかった当たり、いわゆる“現代っ子”っぽさを感じる。そこは前回の釣りと同じ感じだ。
そう言えば、野宿に難色を示したり、過去のサマーキャンプも本当は行きたくなかったといった言動から、やはりセレナは“現代っ子”の設定なのだろうか。
ところで、パンジーの取材の理由は、この研究所で大発見があったから。
多分人工雪で覆われたドームの中に入ると、そこにいたのは絶滅したと考えられていた、アマルスとアマルルガだった。
アマルス……化石ポケモンなのに可愛いぞ! そしてアマルルガの鳴き声! 声優さん凄い!
タケダ曰く、この2匹は敵が少ない所に住んでいたことから、警戒心が薄く、とても友好的らしい。……アカン、警戒心が薄い野生はアカン。うちの近所の野良猫くらいは警戒心持っとかないとアカンぞ。
案の定、ロケット団に狙われることになった2匹。
人工雪ドームに火炎放射機的な何かで穴を開けて中に侵入。仮にも研究所の警備が……。
で、珍しく捕獲機は使用せず、あそぼあそぼとアマルスをおびき寄せてトラックに。一方のアマルルガは……進化すればある程度の警戒心は身に着ける。コジロウとニャースが力ずくで動かそうにも、びくともしない。
ムサシ「何してるのよ〜急ぎなさい!」←トラック運転席から
コジロウ「そうしたいのはヤヤコマなんだが〜!」
……コジロウいま何だって!?
それよか、ムサシ大型免許持ってるのかよ(笑)
そうこうしてるとアマルルガが暴れ出し、仕方なく逃げるロケット団。
見ると、上空にはオーロラが。
タケダ「アマルスが鳴くと上空の地磁気に影響を及ぼし、オーロラが発生するんです」
あら素敵……なんて言ってる場合ではない。早くアマルスを助けないと……と言うより寒い所に戻さないと、体温調節ができなくなり、命の危険も出ると言う。
にも関わらず、ロケット団はトラックの暖房をオン! 室温が上がり、アマルスが弱っていく。そして消えるオーロラ。手がかりも無くなってしまう。
必死に叫び、アマルスに呼びかけるアマルルガ。もうホント、声優さんの方が必死なんじゃないかってくらい必死に叫ぶ。アマルスがそれに応えれば、再びオーロラが出現するはずだ。
そんな中、トラックが急停車。
ニャース「どうしたのニャ?」
ムサシ「……なんか変」
コジロウ「えぇ〜」
ムサシ「調べて」
↓
ニャース「これはパンクニャ」
コジロウ「タイヤ交換かぁ」
ムサシ「急いで!」
今日のムサシはいつにもましてアレだなぁ。
弱って縮こまっているアマルスだが、アマルルガの声で目を覚ます。そして……応えた。オーロラも復活! これがタイトル「オーロラの絆」の所以か。
そして、とうとうロケット団に追いついた。普通に考えてトラックの距離を徒歩で追いつくのが凄い。
アマルスの体力を考えると、残された時間が無い。放送時間もない。
特筆すべきは、初めてセレナが「自分から」対戦する流れになったこと。前回と違い、ちゃんと戦う構えのフォッコ。
セレナ「フォッコ、“めざめるパワー”!」
おぉっと“めざパ”! 炎ワザを使わないのは、アマルスに配慮してか。
エフェクトを見ると、どうやら21話でフォッコが出した技は、“めざパ”で間違いなさそうだ。しかし“めざパ”とは……。どのタイミングで覚えたのだろうか。通常覚えないワザであるあたり、今後のストーリーで必要になることは想像できるのだが。
対するニャースは、“みだれひっかき”で“めざパ”を粉砕。ニャース意外に強いじゃない。
ここでオドオドしてしまうセレナとフォッコが、初心者っぽい雰囲気を醸し出している。初バトルで自分のワザが無効化されたら、そりゃオドオドしますよ。
最終的には、アマルルガの“ふぶき”っぽいワザでロケット団撃退。ニャースが「霜焼けになる」とか言ったような気がした。
●総括
普通な日常回だったが、ちょこちょこ出てくる小ネタがあったり、セレナの現代っ子がアピールされたりと、……と何かしら書こうと思ったが、やっぱり普通の日常回だった。ただ、アマルスと触れ合うサトシたち4人が、それぞれの性格を表しているように感じたり。「触っていいかな」と聞くシトロンは、まさに性格の表れだった。
それと珍しく、ポケモン図鑑が使われなかった。これは何か理由があるのだろうか。化石ポケモンだからデータが無いのか……いや確か無印編のカブト達は“詳細不明”というデータがあったような……15年以上前の話です。
次回、沈没した豪華客船。……飛ばされる可能性アリ。