ポケモンXY感想−22話目
第22話「黄金のコイキングを釣り上げろ!!」
コウジンタウンと言えば水族館。ゲーム内では何の説明書きもなく虚しい通路と化していたような気がするけど、やはりアニメでは活き活きと描かれていた。
海を見て、ケロマツ出して、はしゃぐユリーカ。カエルは耐塩性が低いってことは置いといて、子供らしく遊ぶユリーカが可愛らしい。
ここでケロマツを特訓させると思いきや、セレナの提案でコウジン水族館へ。……もう予告にショウヨウジム戦が出てると言うのに、前回に続いて特訓しないで大丈夫なんだろうか。
受付「ようこそ、コウジン水族館へ。ここはとても“みずみずしい”水族館です」
“みずみずしい”ってどういうこっちゃと思ったら、ゲームでも受付で同じこと言ってて納得。あぁ、原作に忠実なんだなと。
……いや、やっぱり“みずみずしい”って分からんぞ。
館内は本当に水族館らしい水族館だった!
個人的に好きなサクラビスが出てきて少し嬉しい。ジーランスやパールル、ランターンなどなど。BW編と違って、歴代ポケモンを惜しみなく出してくれているのも面白い。海底トンネルやポッチャマの散歩は、八景島や旭山をモチーフにしたのだろうか。
↑ 真っ先にこれが頭に浮かんだ。 ※このように撮るには20〜30分程前から場所取り必須。
セレナ「ポッチャマって人懐っこいのね〜」
サトシ「オレの知ってるポッチャマはお調子者だったけどな」
懐かしい、ヒカリのことか。ここでヒカリの名前が出たら、セレナはどんな反応を示したのだろうか……。
お節介のおじさん(町長)に連れられて、黄金のコイキング像を紹介されたサトシたち。これまたゲームに忠実。
詳しい話を水族館の館長に聞いたところ、黄金のコイキングは伝説として語り継がれているが、どうも実在するらしい。で、館長はそのコイキングを釣り上げようとしてる。
その話を聞き、サトシ達も釣りに挑戦することに。
一方、スタイリッシュな恰好でキメているロケット団も、何やら行動に出る。現れたのは、懐かしのコイキング潜水艦! いやぁ、いつ以来だこれ!? 髭の動きというか造詣がリアルになってる!
さて、釣りを始めたサトシ達だが、セレナは勝手がわからない、しばらく釣れずに飽き始めるといったことから、やっぱり女の子なんだなと感じた。
そんななか釣り上げたサニーゴをゲットしようと、フォッコでバトルを挑む!
……この時点で結果はお察しだが、自分からバトルを挑むと言う面では、セレナとフォッコが成長するチャンス。負けてもその経験を活かして……って逃げるのかよ!
まさかバトル拒否とは……。セレナが指示しなかったというのもあるが、果たしてこの2人の初バトルはいつになるのだろうか……。サニーゴに逃げられた後の言動から、どうも“バトルなんてしないわよ〜”と言ってるように聞こえなくもない。
今回のシトロンの爆発は、チョンチー型のコイキングおびき寄せ機。
サトシ「科学の力ってすげーな!」
館長「天才じゃな」
シトロン「いやー照れますよ!」←超堂々と。
結局サメハダーが集まって破壊されたが、連動してコントローラーも爆発。無表情で爆発を受けたシトロンがなんとも……。
そしてなんと、今回はさらに発明があるらしい。
ユリーカ「本日2回目〜」←なげやり
シトロン「このマシンが〜〜〜以下チョンチーと同じです!」←ドヤ顔で
今回シトロン楽しんでるだろ。
そして釣り上げたのは、金色に塗り替えたロケット団のコイキング潜水艦!
サトシ「ホント紛らわしいことすんなよ!」
……いや、今回ロケット団悪くない気がするんだけど。でもってポケモンを奪おうとしてしまうロケット団も質が悪い。
そしたら館長のウデッポウが動く動く。“みっずてっぽう”から“クラブハンマー”、そして“バブルこうせん”。サトシたち引いてたぞ……。
バケッチャとマーイーカが潜水艦に押し戻されたところで、ピカチュウが合図!
サトシ「よ、よし! “10万ボルト”!」
サトシ完全に出番無いと思ってたようだ。結局これが決め手となり、ロケット団撃退。ウデッポウ強かった。
ラスト、黄金のコイキングは釣れなかったが、夕日を受けながら大きく跳ねたのは、まさしく、黄金のコイキングだった。
XYに入って展開がリアル志向だったので、見れないと思ったが、ここはお決まりパターンで〆られた。
ユリーカ「ハッピーハッピーみんなハッピー!」
これ可愛かった。6話のサトシのジム戦勝利の時以来の表現だが、これがユリーカの口癖なのだろうか。2回目だから何とも言えないか。
しっかり釣竿を貰って別れる当たり、どこまでもゲームに忠実な話だった。
● 総括
今回は所謂“日常回”だろうが、テンポよく進行したこと、それにゲーム設定をふんだんに取り込んでいて、見ごたえはあった。
ユリーカとウデッポウのやりとりが可愛らしかったり、バトル拒否でフォッコの性格を暗に表現したりと、それとなく見どころを配する脚本は、XY編の面白さの特徴だろう。
さてさて、この釣竿を使う日は、果たして訪れるのだろうか。