ポケモンXY感想−9話目
第9話「ミアレジム攻略! シトロンの秘密!!」
ミアレジムに戻って来たサトシたち一行。しかしシトロンとユリーカ兄弟は、さっさとミアレから抜け出したい様子。
このことで、何故ジムリーダーにも拘わらず旅に出ているのか、何となく察しがつく。
そこに、たまたま通りかかった兄弟の父、リモーネ。ラピュタに出てきそうなキャラデザと言うことは置いといて、サトシとセレナを紹介すると、「こんな別嬪さんが友達とは!」と。セレナの可愛さは公式でも納得済みってことか。
で、普通にジムリーダーであることがばらされた。
聞くところによると、ジムリーダーしてると大好きな発明する時間が取れない。そうだ、ジムリーダー役のロボットを作ろう!
→バトル条件として、ジムバッジを4個持ってるくらいのレベルのトレーナーが良いとセットしたら、ジムリーダーである自分は当然バッジ4個は持ってなく、何だかんだで追い出されてしまった、と言うことだった。
……いや、ジムリーダー仕事しろ!
シトロンは数あるタイプの中から電気タイプのポケモンを極めたいからジムリーダーになった、と言うが、今さらながら、そんな簡単にジムリーダーになれるのだろうか。
ポケモン取扱い免許の取得も10歳。ポケスペ設定を借りると、ジムリーダーになるにはバトル技術の試験がある。一般教養的な知識も要るだろうし、シトロンの年齢がサトシ程度=10歳とすると、相当な努力を積んできたのではないだろうか。
で、ジムを乗っ取ったロボット、シトロイドからジムを奪還するには、シトロイドとバトルで勝ち、自分がジムリーダー=ご主人様だと認めさせることが必要となる。しかし、バッジ4個ないとジムには入れない。なら忍び込むしかない。
しかし上手くいくかどうか。それをサトシとセレナが励まし、シトロンは潜入を決意する。
「サトシとセレナがいて良かったね」と言うユリーカは、できた妹だなと感じた。それに頷くシトロンにも、どこかほっこりする。
通気口から侵入し、警備役のポケモンを倒しながら(レアコイル分割して驚いた)奥まで進み、シトロンとシトロイドのバトルが始まった。
このバトルも気合が入っている。
例のカットインから始まり、ホルビー対エレザード。フィールド全体がCGで作られているのか、背景がよく動き、ポケモンもよく動き、臨場感が半端ない。“あなをほる”に対して“じならし”が出されたり、フィールドいっぱいの“かげぶんしん”が出されたりと、バトル“内容”にも ぬかりは無い。見ていて爽快だ。
シトロイドに勝利し、シトロンはご主人認定。シトロイドの不具合を直し、設定も変える。バッジの取得数は関係なし、バトル後はトレーナーを思い遣る気持ちを忘れずに、と。
設計図などの細かい描写も丁寧で良いなと思う反面、まず無いことだが、シトロンの発明=爆発しないかという心配が よぎったり。
シトロイドはもう安心と言うことで、シトロンとユリーカは、父親の許可も貰い、晴れて、サトシの旅に同行することとなった。
その夜。
ユリーカのガチゴラスパジャマが“明確に”描写された一方で、男部屋ではサトシとシトロンが語らった。
シトロンの望み通り、ジムバッジを4個ゲットしたらミアレジムに挑戦すること。そして、その時の相手はロボットではなくシトロンだ、と。
考えてみると、メインキャラでの男同士の友情の表現は久しぶりだ。特に同年代の者同士、というのは。タケシ、デントは年上だろうし、ケンジは特に記憶にない。
何はともあれ、それぞれがそれぞれを必要とし、互いに思い遣るこのメンバーは最高だし、9話目にして、キャラたちの心情と言うか、特徴、性格を上手く表現している。そう感じられた。
● 総括
正式に旅メンバーが揃った回。サトシ以外のバトルにも存分に力を注がれているのが嬉しい。サトシのベテラン選手的な言動もなかなかだった。