ポケモンXY感想−74話目

第74話 「クノエジム戦! 美しきフェアリーの罠!!」


 とうとう6個目のバッジを賭けた、クノエジム挑戦。シリーズ通じて初となる対フェアリータイプだ。

  シトロン 「フェアリータイプの対策は、出来ていますか? 昨日のバトルを見る限り、マーシュさんのバトルは、あまりにも未知数ですけど……」
  サトシ 「勿論してないぜ」 ドヤッ
  ユリーカ 「大丈夫……?」

 してないんかい! ……的な反応を見せるシトロン、ユリーカ、ショータだが、セレナだけは違った。

  セレナ 「大丈夫よ。サトシはいつだって、ポケモンたちと力を合わせてバッジをゲットしてきたもん。だからマーシュさんにも絶対勝てる!」
  サトシ 「あぁ。やってやるぜ!」

 表情を見るだけでも分かる、セレナがサトシを信頼している様子。それはサトシの人柄だけでなく、バトルの実力もだ。セレナ、完全にヒロインである。


 ジムに入ると、振袖たちが出迎えてくれた。

  振袖 「「「 ようこそ、おこしやす 」」」

 まさかフランス舞台でその言葉を聞けるとは思ってなかったぜ!
 そして原作のジム内キャラが全員登場すると言うのも、今更ながら珍しい。


 そして、フィールドへと足を踏み入れるサトシ。
 振袖やファションショーといった華やかなイメージに似つかぬBGM。……これ、イベルタルゼルネアスの登場BGMやろ。何故ここで使おうと……? しかもおそらく初登場。


 そしてそして、フィールドの拘りがヤバい! なんだこの庭園風!?
 壁の障子らしき場所は、背景が全て液晶モニター! マーシュの登場に合わせ、花びらが舞い散るムービーを流すと言う演出が!


 金をかけるところ盛大に間違ってる!
 いや確かにデザイナーのジムだけど、壁一面に大型モニター設置するとか、億単位の金が飛ぶぞ!? ジムリーダーってそんなに金使えるのか!?

 で、そのモニタ、マーシュ登場後〜バトル中は、ずっと庭園の静止画を映し出していて、さながら庭園の中でバトルしているような感覚に。
 これ誰の仕事だ? 作画監督か? 美術監督か? よくこんなギミック思いついたなと素直に感心してしまった。


 さて、ジム戦は使用ポケモン2体。この2体と言うのは、アニポケで一番見応えがあると言っても良い。放送時間的に、駆け足になることもなければ、単調な試合にもならない。双方の戦略を存分に描けるだろう。

 マーシュが繰り出したのは、ニンフィアだった。

 どう見ても塀から飛び降りる猫である。要するに可愛い。

  マーシュ 「ふぃふぃ」
  ニンフィア 「ふぃぃぁふぃぁ」
  マーシュ 「ふぃふぃぃぃ」

 だから唐突にポケモン語を持ち出すな! 笑うから!

  サトシ 「セレナの言ってた通りだ。ポケモンの言葉で喋ってる……!」
  マーシュ 「ウチな、ポケモンになりとぅて、とうとうこうしてお喋りできるようになったんよ」

 ……いや笑顔でさらっと言ってるけど相当凄いことだぞ!

  サトシ 「すっげぇ……」
  マーシュ 「まぁ……、全部のポケモンとやないけどな、ウチの子ぉたちの言うことは、だいたい分かるんよ」

 ……いや分かるじゃなくて、喋れることに皆さん注目してるんやで。

  マーシュ 「ウチが使うんはフェアリータイプ。はんなり強いさかい、気ぃつけてな」


 さてバトルスタート。

 サトシの1体目はヒノヤコマで、“はがねのつばさ”でニンフィアに迫る。普段雑用ばかりで日の目を浴びないヒノヤコマ、ここぞとばかりに目立ちに走る!

 そしてニンフィアに直撃。どんな背景があるのか不明だが、効果は抜群だ。

 “チャームボイス”を受けつつも、“つつく”で反撃に出るヒノヤコマ
 しかしそこに、ニンフィアのリボンが襲った。口ばしを、体を拘束され、身動き取れず、振り回されるヒノヤコマ

  光彦 「こんな戦い方が!?」
  シトロン 「ポケモンバトルは、ワザの応酬だけじゃないんです。ポケモンの能力全てを理解し、最大限活かす戦い方もある……。マーシュさんは、それに長けている……!」

 ……そうそれや!
 アニポケが面白いのは、ゲームでは絶対にできない、“ポケモンの特徴を活かした”戦い方。4つのワザから選択するだけでは無い、状況に応じたポケモン固有の能力を取り入れるバトル。それが出来てこそ、“ポケモントレーナー”に相応しい。

 ニンフィアは更に“ようせいのかぜ”で攻める。

  マーシュ 「サトシはん どうぉす? ウチのニンフィアのリボン、ひらんひらん なだけやないんよ。フェアリータイプは うつやかな中に秘めた牙があるんよ」

 うつやか=京都弁で、美しくておしとかやな様。マーシュさん完全に京都人になりきっている。

 しかしサトシも、ゲコガシラでケロムースとか使ってる訳で。こういったバトルになると、逆にサトシにも有利に働くと言うのが熱いところ。

  サトシ 「マーシュさん! 秘められた牙なら、ヒノヤコマにだってありますよ!」

 サトシが指示したのは“ニトロチャージ”。ヒノヤコマを拘束していたリボンに炎が燃え移り、さらに体に炎を纏って突っ込む!

 なんだかよく分からない画像だが、とにかく炎で突っ込んだ。
 リボンから解放されたヒノヤコマを見て、両者、勝負に出る。

  マーシュ 「ニンフィア、“ギガインパクト”!」
  サトシ 「受けて立つぜ! “はがねのつばさ”!」

 明らかに“ギガインパクト”の方が威力は上だが、激しい激突の末、立っていたのはヒノヤコマだった。


  キリカ  「あっ……」
  振袖 「えぇっ……」

  マーシュ 「……キリカ、コールを」
  キリカ 「ぁっ……はい。ニンフィア、戦闘不能!」

 キリカさん可愛いけど審判としてそれはアカン!
 他の振袖たちも、ニンフィアの負けに驚きを隠せない様子。それほどマーシュが振袖たちに慕われていると言うことか。


  マーシュ 「次はこうは行きまへんで」

 マーシュの2体目はシュシュプ。前日ショータとバトルして、実力を見せつけられたポケモンだ。
 ……シュシュプよりニンフィアをトリにした方が見栄えが良い気もするが。

  マーシュ  「しゅぷしゅぷ」
  シュシュプ 「ぷぅぅしゅしゅぅ!」

 そして当然のように会話する。

 サトシはヒノヤコマを続投し、“はがねのつばさ”で攻めるも、シュシュプは“トリックルーム”を発動した。


  サトシ 「これが“トリックルーム”……!?」

 ……と驚くサトシだが、これは“トリックルーム”を切り札とするマーシュへの社交辞令だ。

  ヒノヤコマ 「やまっ……やまっ……!?」
  サトシ  「落ち着け! 落ち着くんだヒノヤコマ!」
  マーシュ  「うふふっ……ビックリしはったなぁ」

  振袖2 「きたきた“トリックルーム”!」
  振袖3 「このワザを使うと言うことは……」
  振袖4 「マーシュ様の本気の急上昇!」

 こいつら可愛いなおい。


  光彦 「初めて見ましたよ。これが“トリックルーム”ですか!」
  ユリーカ 「これ、フェアリータイプのワザなの?」
  シトロン 「いや、エスパータイプだよ。厄介なワザを使って来た……!」

 ……と最悪の事態を示唆する会話が続くが、サトシはDP時代にトリックルームを体験している。

  サトシ 「スピードを上げるぞ! “ニトロチャージ”!」

 しかしここで、あえてスピードを上げようとするサトシ。

  シトロン 「ダメだぁ!」
  セレナ  「……あれ? ヒノヤコマ
  光彦 「スピードが上がらない……?」
  シトロン 「“ニトロチャージ”には、スピードを上げる効果があります。けど“トリックルーム”の中では、スピードが速ければ速いほど、逆に遅くなるんです」
  セレナ  「じゃあ、サトシはそれを知らないで……?」

 ……うん。知ってる、知ってるんだ、サトシは。
 ただ、その記憶をすっぽり忘れている(意図的に忘れさせられた)可能性も捨てきれなくはない。それがアニポケである。

 “マジカルシャイン”を喰らい、“トリックルーム”の壁に叩きつけられるヒノヤコマ
 それでもサトシは、“ニトロチャージ”を指示し続ける。

  セレナ  「またっ……!?」
  光彦 「サトシはどういうつもりなんでしょう?」
  シトロン 「なにか考えがあるのかもしれません」

 ……そう、それを待ってたんや!

 “ジャイロボール”を受けつつも、さらにさらに“ニトロチャージ”を指示するサトシ。

  光彦 「まるでワザと遅くさせているみたいだ……」

 それだよ光彦君!

 これで、サトシが“トリックルーム”を忘れたのでは……という不安は一気に消えて無くなった。
 そして、なおも“ニトロチャージ”を続けるサトシの狙いは……、アニポケでは、とても珍しい展開だった。

 “トリックルーム”の時間切れ――。
 こういたターン性のワザは、これまでアニポケではあまり見られなかった描写だ。
 それを“一定時間”という形で描写し、しかもサトシがそれを打開策として使う当たり、非常に考えられた脚本だと言えるだろう。
 “トリックルーム”の解除と同時に最高速でヒノヤコマに攻撃させる……。まさかこんな攻撃をアニポケで見られるとは。流石XY編、一味違う!


 しかし、最高速で“はがねのつばさ”を喰らわせたヒノヤコマは、その後のシュシュプの“ムーンフォース”で、あえなく倒れてしまう。


  キリカ  「ヒノヤコマ、戦闘不能!」
  振袖 「「「 やったぁ! 」」」

 おいマーシュが勝った時は即刻コールするんかい。

  シトロン 「時間をかけすぎた……。待っていた代償は大きい……」

 シトロンの言う通り、一撃を狙うあまり、ヒノヤコマはダメージを受け過ぎてしまった。シュシュプに大きなダメージを与えられたものの、蓄積されたダメージには敵わない。


 サトシの2体目は、これまた全く日の目を浴びることなく、日常のバトルでもあまり使われない、ジム戦でも芳しい活躍を残していない、ルチャブルが登場した。

  マーシュ 「ふふっ……なかなか面白い子やねぇ」

 おい笑われてるぞルチャブル


  光彦 「シュシュプに格闘ワザは効果今一つなのに」
  セレナ  「それでもサトシは選んだ……」
  シトロン 「ルチャブルにどんな閃きを託すのか……」

 あまり良い活躍を聞かないのに、それでもサトシは選んだ……。ルチャブルにどんな無茶をさせるのか……。


 開始早々、再び“トリックルーム”が発動する。
 その見慣れるフィールドに驚くルチャブルに、“ムーンフォース”がいきなり直撃した。

  サトシ   「クッ……!」
  ルチャブル 「ちゃぶちゃっ!」
  サトシ   「……あぁ。強いぜ!」

  マーシュ 「ぁっ……サトシはんもポケモンと話せるん?」

 そこ食い付いた!

  サトシ  「話せるって言うか、何となくですけど感じるんです。こいつらの言ってること!」
  マーシュ 「頼もしいどすなぁ」

 XY編に入って、ますますポケモンの会話を感じるようになってきているサトシ達。もはや驚かない。

  サトシ   「ルチャブル、“シザークロス”!」
  ルチャブル 「ちゃぶぅ!」


 ……“シザークロス”だと!?
 ここでルチャブルの4つ目のワザが登場した。これまで出てこなかったのは、このマーシュ戦でお披露目するためか。だとしたら凄い出し惜しみだ。長期アニメのポケモンだからこそ出来るワザだ!
 ……もしかして、だから今まであんまりルチャブル活躍出来なかったのかな?

 “シザークロス”自体は避けられたものの、“トリックルーム”の壁にぶつかり、それは大きく波打つ。
 ここでサトシは、確信したようだ。

  マーシュ 「あれあれ。またなにかを企んではるんやろうか」
  サトシ  「ルチャブル! 相手のワザを受けるのがお前のバトルスタイルだ! シュシュプの動きをよく見て喰らいつけ!」

 それを無茶振りと言います。

  マーシュ 「面白い子やなぁサトシはん。ほな見せて貰いましょか。“ジャイロボール”!」

 ルチャブルは“ジャイロボール”として突っ込んで来たシュシュプを掴み、そのまま一緒に空中へ。

  マーシュ 「えっ……?」
  サトシ  「そのスピードを使うんだ!」

 “トリックルーム”によってルチャブル自体の素早さは下がっても、相手のワザを利用した動きでは、影響がないと踏んだのか。
 “ジャイロボール”の回転を利用して加速したルチャブルは、“トリックルーム”の壁を蹴飛ばし、さらにスピードを付けてシュシュプに突っ込んで行く。

  サトシ  「まわれルチャブル! “シザークロス”!」
  マーシュ 「見くびってもろては困ります! “マジカルシャイン”!」
  サトシ  「“マジカルシャイン”を切り裂くんだ!」

 応戦するマーシュだが、速度を付けて、回転まで付けたルチャブルの“シザークロス”は、ほとんど勢いだけで、“マジカルシャイン”を切り裂いた。これぞ無茶振り。
 そしてそのままシュシュプもろとも、“シザークロス”のまま、“トリックルーム”の壁に突撃した。

 そして……!



  光彦 「こんな“シザークロス”、見たことありませんよ!」
  ユリーカ 「“トリックルーム”を……」
  シトロン 「攻略した……。たとえフェアリータイプに効果はいま一つでも、エスパーワザの“トリックルーム”には、虫タイプのワザは効果抜群。サトシは、そこに賭けたんだと思います!」
  光彦 「サトシ、凄い……!」
  セレナ  「あれがサトシの戦い方なの!」
  ユリーカ 「いつも“そんなのあり!?”ってね!」
  光彦 「僕にも、出来るかなぁ!?」

 ※ ムリです。


 シトロンの解説通り、エスパーに対して虫ワザは効果抜群。
 それはなにもポケモンに対してだけでなく、ワザに対しても有効だ……が、これまではせいぜい、炎ワザを水ワザで掻き消した、草ワザを炎で焼き散らした、程度だった。
 だが今回出てきたのは、エスパーと虫。決して王道とは言えない組み合わせを、こうしてぶつかり合わせたのだ。それはまさしく発想の勝利、脚本の大一番だし、サトシのバトルスタイルとして光るものでもある。
 唸らせる戦略として、そして魅せるバトルとして、これほどまでのワザのぶつかり合いは、アニポケでも類を見ないものだろう。
 “トリックルーム”が砕け散る描写もまた洗練されている。砕け散る破片に驚くマーシュとガッツポーズを見せるサトシの対比が、面白くも美しくも感じる。最大の見せ場に恥じない演出だ。

 完全に流れを掴んだサトシとルチャブルは、そこまえ成功率が芳しくない“フライングプレス”を、シュシュプに直撃させた。

 そしてラストは、“ムーンフォース”と“とびひざげり”の一騎打ち。
 “トリックルーム”が無いいま、もう怖いものは無い。サトシの指示で、ルチャブルは“ムーンフォース”を素早く回避。そして高威力の“とびひざげり”を、シュシュプに直撃させたのだ。


 天井に激突し、落ちてきたシュシュプは、当然、ダウンしていた。

  振袖 「「「 あぁっ…… 」」」

 だから審判仕事!

  キリカ  「はっ……シュシュプ、戦闘不能ルチャブルの勝ちです。よって勝者、チャレンジャー、サトシ!」

  サトシ  「ぃよっしゃぁ!」
  ルチャブル 「ちゃぶぅ!」

 勝利を喜び、思わずサトシに飛びつくルチャブル。こんなキャラだったっけか?
 しかし、今回はルチャブルの完全勝利と言っても良い。新ワザのお披露目と、“トリックルーム”攻略、そしてダウンせずに勝利と、ルチャブルの魅力、強さが大いに描かれたバトルだった。


  振袖3 「マーシュ様が負けちゃうなんて……」
  振袖2 「久しくなかったわ……」

 ちょくちょく挟まれる振袖たち。これ制作陣のお気に入りなのだろうか。


 バトル後、マーシュはサトシに言った。

  マーシュ 「あんな、ポケモンと気持ちが重なり合うのって、ポケモン勝負で追い込まれた時なんよ。あれって、なんなんやろねぇ」

 これ実は、原作でマーシュ戦後にマーシュが言う言葉だったりする。
 原作に忠実なXY編、街などの描写だけでなく、こういったところにも拘りがあることには好感が持てる。

  サトシ 「う〜ん……分かんないけど……、なんか、分かります!」

 ……おい適当に答えただろ。


 とにもかくにも、フェアリーバッジをゲットしたサトシ。
 ヒノヤコマルチャブルが大いに活躍した、過去にあまり見ない、非常に考えられたバトルだった。
 作画や迫力を抜きにするなら、この戦略はXY編のジム戦でトップの出来だろう。あのシトロン戦に負けじとも劣らない、素晴らしいジム戦だった。


 そして、そんな風に感じた人物がもう一人……ショータだ。

  光彦 「サトシ、素晴らしかったです! 僕もサトシみたいにバトルしたい! どうやったらあんな風にバトル出来るんですか!? 教えてください!」

  サトシ  「えっ……そんなこと言われても……」
  光彦 「バトル中は、なにを考えてるんです!? ピカチュウは、なにかアドバイスを!?」
  サトシ  「……じゃあ帰ってバトルしようぜ!」
  光彦 「はぁいっ!」

 サトシのバトルに刺激を受けたショータ。ここではじめて、ショータがサトシの後輩ポジションにおさまることになる。
 前回は単にジムリーダーとモデル(違)と一緒に旅していることを羨んでいただけだが、いま、サトシのバトルの実力を知ったショータは、“本当の憧れ”を抱いたようだ。

 今後、ショータがどのように成長していくのか、どういった形でサトシの前に立ちはだかるのか、彼の成長が楽しみである。


● 総括
 初のフェアリータイプジムは、まさしくサトシらしいバトルだった。
 影の薄い飛行勢が均等に活躍し、“トリックルーム”と言うイレギュラーなフィールドを攻略。その作戦……と言うより思いつきを、よくぶつけ本番で実行できるものだ。
 放送時間いっぱいいっぱい使って描かれた2対2のバトルは、先の展開がワクワクする、迫力満点のぶつかり合い。これぞジム戦! といった面白さだ。
 バトル展開もさることながら、マーシュや振袖のキャラも際立っていたし、フィールドの和風的な演出も好印象。次回へと繋がる感化されたショータの描写もあって、大満足のストーリーだった。


● 次回ひとこと予告
 → ペロリーム登場ってことは……まさかミルフィ再登場か!?

 ※ ちなみに、7月2日放送話にミルフィ再登場が確定した模様。