ポケモンXY感想−17話目

第17話「ケロマツゲコガシラ! 忍者バトル!!」


 ポケモン少年忍者、とか普通に出てこられると、アニメの世界観はどうなってるんだと突っ込みたくもなる。
そしてこれまた当然のように「木の葉隠れ」とかやって見せるが、なぜ出来るんだと純粋にツッコミたい(笑)

 忍たまチックな忍者少年、サンペイとバトルをすることなったサトシ。ケロマツを繰り出し、相手はゲコガシラ。進化系との対決だ。

 やはりXYのバトルは良い。派手に動いておもしろい。
 けれど、やはり進化系と未進化では力の差が出てしまう。ゲコガシラの“でんこうせっか”に、ケロマツは敗退。それを気合で乗り越えようとするサトシとケロマツに、サンペイから過信しすぎと忠告を受けてしまう。

 ……ここまで見て、サンペイは嫌な奴っぽい雰囲気があったが、そうでもなさそうだ。
 ゲコガシラの“でんこうせっか”をケロマツにも覚えさせようと、サトシはサンペイに特訓をお願いする。サンペイは快くこれを了承。
 サトシとケロマツの特訓が始まった。
 そしてユリーカも子供らしく、ピカチュウデデンネを引き連れ、忍者ごっこを開始。裁縫で1人+2匹の忍者衣装を作れるセレナ、相変わらず女子力高い。

 ここでシトロンの発明登場。足腰を鍛えるジャンピングシューズ的な何か。これを使えば通常の5倍のなんたらかんたら……
 驚いたことに、ジャンプで遙か彼方に吹っ飛ぶだけで、爆発しなかった。

 ……ってか……あれ? サトシも特訓するの?

 ケロマツ→スピードを付けるために岩場で動きの特訓
 サトシ→反復横跳び(笑)

 ケロマツ→水の上を走る特訓
 サトシ→オレも行くぜ! と、やろうとして沈む。

 ケロマツ→木々を飛び移り、かつ先を読む特訓
 サトシ→なぜかケロマツと一緒にやる。

 木々の飛び移りとか、何故簡単にできるのか。アイリスじゃあるまいし……。

 昼食は、シトロンの焼きそば+αとセレナのクッキー。オーブンを使う必要があるクッキーをどうやって作ったかはさておき、焼きそばは初登場ではないだろうか。具がキャベツと紅生姜“のみ”と言うのがまた、旅のリアルさを出している。
 そういえば、アニポケは肉の描写禁止なのだろうか……と思ったが、無印編ではロケット団がステーキ食べてたっけ。サトシがエビフライを食べるシーンもあった。
 いまいちアニポケの世界での食糧事情が分かりにくい。ステーキ=牛、エビフライ=海老が存在することになるのだが、果たして……。サトシのコロッケ好き設定も、そういった事情があるのだろうか。

 後半も後半で、ようやくロケット団が登場。お久しぶりです。
 10話以来のメカの登場で、容姿はニャースの忍者。ゲコガシラケロマツでメカに攻撃するが、ゲコガシラが捕獲されてしまう。
 サトシはピカチュウに応援を指示。ゲコガシラを助けようと、忍者服を脱ぎ捨ててアイアンテールを放つ! ……一瞬で捕まる。

 もう頼れるのはケロマツだけ。しかし、メカの攻撃スピードについていけない。対向するには、“でんこうせっか”を出すしかない。……特訓の成果を思い出し、ケロマツが遂にワザを発動した!

 あれ……これ“かげぶんしん”じゃ……。

 見事な“かげぶんしん”でメカをロケット団を翻弄。ゲコガシラピカチュウを救出することに成功した。“でんこうせっか”はどこへ……。

 ピカチュウの電撃でメカの動きが止まったところに、ケロマツゲコガシラの“みずのはどう”が炸裂。ロケット団を粉砕した。今回は電撃対策してなかったのか。

 本来覚えさせようとしていたワザではなく、別のワザを覚えてしまう展開……おそらく初。
 このままピンチで“でんこうせっか”を覚えてしまうと言う、“お決まり展開”でなかったのが好印象だ。やはりXY編は一捻り加えられていると感じた。

 ● 総括
 ケロマツが“かげぶんしん”を取得する、準重要回(何か微妙な表現?)。それと、シーンを跨ぐ際のユリーカとピカチュウの“忍者ごっこ”が可愛らしかった。どこか「ピカチュウのなつやすみ」を彷彿させた。