違った面からポケモン映画主題歌を考える−その4
「カラオケで男が歌いやすいポケモン主題歌」という観点から、映画主題歌について考えてみる。
評価は管理人の独断と偏見で、3段階で分類した。
ラスト第4回目。
◆ 宙 -そら- ,響 -こえ-
歌:Every Little Thing
作詞 :持田香織
作曲:菊池一仁
管理人が「ビクティニと黒き英雄ゼクロム・白き英雄レシラム」を観ていないため省略。
◆ Memories
歌:ローラ
作詞:Rola、Jeff Miyahara、Kanata Okajima、Martin Ankelius、Magnus Kaxe
作曲:同上
評価:★★☆
謎の鉄道推しだった映画、「聖剣士ケルディオ」。キュレムが電車の上に乗っている様は、何ともシュール。前作が難しい内容だったことから、今作は簡単な内容になったとのことだが、そのせいで、ポケモン世代の人間にとっては少々物足りない映画だった。
主題歌は、ローラさんが歌う「Memories」。んん〜分かんない! のCMが記憶に新しいが、意外な歌唱力に驚いた人も多いのではないだろうか。透き通るような歌声は、聖剣士を目指すケルディオの成長と相まって、同作のエンディングに相応しい。
曲自体は文句なしだが、ほとんどが高音域であることから、男にとって歌いにくい曲だろう。
◆ 笑顔
評価:★★★
「神速のゲノセクト」と名乗っているだけに、スピード感溢れる迫力の映像を楽しめた同作は、新ポケモンであるゲノセクトと、新公開であるメガミューツーが織り成す、新鮮味溢れる作品だった。機械的なゲノセクトだが、家に帰りたいと言う感情を持っていたり、特にサトシと仲良くなったゲノセクトは、見かけとは裏腹にとても優しい心を持っていた。
地味に久しぶりとなる大都会が舞台の同作の主題歌は、いきものがかりが歌う「笑顔」。暖かな歌詞と、決して派手では無いのに盛り上がる曲は、さすが いきものがかりと言ったところか。表情が読み取りにくいゲノセクトに対して「笑顔」と言うのもまた良い。
この歌に関しては、ポケモンの歌と分かっていてでも歌いたいほど、良曲である。
◆ 夜明けの流星群
歌:SCANDAL
作詞:TOMOMI、田中秀典
作曲:田中秀典
評価:★★☆
XY編第1弾の映画「破壊の繭」。少々詰め込み過ぎた感があるストーリーだったが、セレナの水着をはじめ、色々な衣装を拝めたことが何より大きかったのではないだろうか。確か一般応募の衣装を映画内で発表した形だったと記憶しているが、そういった“視聴者参加型”は、昔からイラスト(塗り絵)コンテストを行っているポケモン映画ならではだ。
主題歌は、SCANDALの「夜明けの流星群」。映画内のワンシーンを取り出したかのようなタイトルと、メガ進化を遂げたディアンシーを表現したかのような歌詞は、映画によくマッチしている。テンポ良く歌えるので、ある程度の盛り上がりに寄与できること間違いなしだ。
以上、4週に渡って違った面からポケモン映画主題歌を考えてみたが、改めて見てみると、ポケモンと言う子供向けアニメの装いを被っているものの、良曲揃いだと言うことが分かる。
さて、ポケモン好きな皆さんも、忘年会や新年会でカラオケに行った際、ポケモンの歌で盛り上がってみてはいかがだろう?
★2つ以上の歌なら、問題なく選曲できると管理人は判断するが、くれぐれも「映像の有無」を確認してから、デンモク入力するようにして欲しい。
それではそれでは。