ORAS発売直前ミニ特集 − 目次 兼 その1
ルビー・サファイアの発売から12年。
2014年11月21日、リメイク版となるオメガルビー・アルファサファイアが、いよいよ発売される。
赤緑がリメイク、そして金銀がリメイクとくれば、ルビサファのリメイクは当然の流れと思ってしばらく。ついにその日がやって来るのだ。
私の中でも、ルビサファの思い入れは深い。
図鑑コンプリートした唯一の世代のソフトだし、個人的好きなポケモン上位のラティアスとラティオスが登場するのも大きい。
そこで今回は、そんなルビサファリメイク、ORASの発売を記念した、ミニ特集を組んでみた。
◆ “ポケモンレンジャー”シリーズに見るORASの要素
→ http://d.hatena.ne.jp/toethu_story/20141105/p2
ポケモン関連の新要素が盛り込まれたORAS。
それらの一部には、“ポケモンレンジャー”にヒントがあった!
◆ ORAS発売記念、読み切り小説
→ http://d.hatena.ne.jp/toethu_story/20141112/p2
当ブログの本業は小説。
と言うことで、発売記念にラティアスたちを主役とする小説を執筆しました。
映画“水の都の護神”とアニポケXYを織り交ぜた小説です。
◆ ルビサファと言えば!
ゲームボーイアドバンスが発売され、ルビサファはフルカラー描写となった。
金銀クリスタルもカラーではあったが、進化は歴然だった。
まずオープニングの“ゲームフリーク”ロゴの時点で進化を感じ、ラティアスorラティオスが飛ぶ映像を見て、心躍った人は多いだろう。
カラーも去ることながら、ドットが細かくなったことで、より細かな描写も可能になった。
降り積もる火山灰、水面には主人公の姿が映り、建物の描写も完全に向上したほか、ポケモンのアイコンが完全個別になったのも、ルビサファからだったと記憶している。
極めつけは、グラードンVSカイオーガだ。
まさか動画を取り入れて来るとは、クライマックスでの新演出は鳥肌ものだった。
エメラルドは更に動画のクオリティが上がっていた。何せ空からレックウザが突っ込んでくるもんだから、同じハードでこの進化っぷりには驚きだった。
BGMも格段に良くなり、良曲が多数出現した。
個人的にはルネシティやカイナシティ、捨てられ船やダイブングなんかがお気に入りだ。
また、海の科学館では、初代サントゥアンヌ号BGMがアレンジされていた。金銀でも初代BGMのアレンジが多くあったが、それとは趣を全く異にしたアレンジは、とても印象深かった。
その他、ひみつきちや木の実の育成、ポケモンコンテストやバトルタワーなど、様々な新要素を取り入れてきたルビサファ。
それらを体験するごとに興奮していた12年前だが、ルビサファを語る上で外せない要素と言えば、これではないだろうか。
点字(12年前の説明書が奇跡的に残っていた)。
レジ3匹を目覚めさせる暗号解きに、点字の読解が必要だった。
当時は今ほどインターネットが発達しておらず、説明書と照らし合わせながら必死に解読した記憶がある。
『〜〜〜このゲームを遊ぶことで、ゲームの外の世界でもいろいろな出会いや発見をすると思います。点字を少し読めるようになることで、そういった出会いや発見につながるかも知れません。それでは冒険に出発しましょう!』(ルビサファ点字資料より引用)
今は分からないが、小学生だった当時、学校で点字について授業として学んだ記憶がある。
ルビサファはゲームでありながら、勉強の補佐をしていたと言っても過言では無い。
この小さな気配りの背景には、障がい者について少しでも知ってほしいと言う、ゲームフリークの暖かな想いが込められていたのだろう。
障がい者と出したが、ルビサファを語る上で外せない都市伝説がある。
……そう、レジ系と戦争だ。
今さら語るまでもないが、レジ系が眠る場所は過去に空襲を受けており、点字の暗号にも、空襲をにおわせる文言が刻まれている。
レジ系自体も、姿は被爆者に通じるものがある。また、ハートの鱗で“だいばくはつ”“げんしのちから”を、レベル89で“はかいこうせん”を覚えるのも、意図的なものを感じる。
また最近になって、レジ系3匹の足跡および鳴き声が、原爆投下の一連の動作を示している……なんて見解も出て来ており、興味はそそられる一方だ。
ORASでも、公式サイトを見る限り、点字が登場することはほぼ確実だ。
その点字の内容は、果たして同じなのだろうか。また、新たに戦争に関する描写が含まれるのだろうか。
最後に、ORASで内容が変わっているか気になる箇所を。
上記の点字関連に加え、バトルフロンティア、ルネシティの流行語、木の実ばあさんの素敵な言葉、火山灰集め、フエン温泉……などなど。
もう間もなく発売となるが、12年ぶりにどのような変化が加えられているのか、非常に楽しみである。