アニポケXY1周年特集 − No.5


★ グッとくるセレナ ★

 アニポケ始まって17年、通算5人目のヒロインにして、初めて幼馴染設定を持ってきた訳だが、XY編開始7話にして、完璧にサトシに惚れていることを誰もが悟った、それがセレナである。
 ポケモンらしからぬ恋愛テーマ、第7話における、これまでのアニポケの常識を逸脱した内容に、誰もが驚き、チャンネル間違いを疑い、歓喜の声を上げたのは、言うまでもない。
 料理、お菓子、刺繍、怖がり、お洒落、ダンス、片思いと、超基本的な女の子要素ここまで兼ね備えるキャラも珍しい訳だが、一方で、実に1年も旅の目的を見つけられないままいたと言う、これまたアニポケのヒロインにしては珍しい設定であった。
 今回は、そんなセレナの“グッとくる”シーンを取り上げてみたいと思う。設定が設定だけに可愛く描かれることが多く、ベスト3を選出するのに苦労したのは言うまでもない。

・第3位 鏡の前でサトシを案ずる
 第37話、鏡の中に取り込まれてしまったサトシに、もう会えないんじゃないかと心配するシーン。シトロンメカの爆発に巻き込まれてボロボロになった状態での、その寂しそうな、悲しそうな表情が何ともグッとくる。
 そもそものカオス回に、ヒロインのグッとくるシーンをさり気なく挟んでくる様は、DP編“メイドカフェミルタンク”に通ずるものがある。


・第2位 自分の人気を恥ずかしがる
 第40話、ティエルノ、サナ、トロバと、立て続けに可愛いと褒められて、思わず恥ずかしがるシーン。こいつ……自分の可愛さを分かってやがる!


・第1位 新エンディング
 放送1年にギリギリ間に合った10月16日から放送のエンディングにて。セレナをイメージした曲であり、彼女がダンスするという事前情報はあったが、こんなカット入れるか普通!? と誰もが驚き、悩殺されたであろうシーン。
 女の子向け曲の中に、明らかに我々のツボを狙いに来るカットを入れるとは……恐るべし、アニポケスタッフ。


 今回は以上。他にも、第5話でサトシにいざ会えるとワクワクするシーンや、7話でサトシに思い出してもらって顔を赤らめるシーン、21話ポケビジョン撮影でのエプロン+ポニーテールや、25話ショウヨウジムでサトシを案ずるシーン、第31話ではサトシとの写真を喜び、41話終盤の自分の夢が無く焦る場面、44話シャラジム戦でもサトシを案ずる表情など、逆にベスト10くらいやった方が良かったのでは?と思うほど選出に苦労した。
 OP、ED映像から分かるように、アニポケXY編2年目はセレナにスポットが当てられると予測できるため、今後もグッとくるシーンを楽しみにしたい。