ポケモンXY感想−12話目

第12話「ポケモンバイヤーを捕まえろ! コフーライ偽装作戦!!」


 ワリオみたいなオッサンが出た。

 サトシ 「何か聞こえないか?」
  //グ〜〜〜//
 ユリーカ「あんたたちのお腹の虫じゃない!」
 お嬢ちゃん、年上の人に“あんたたち”はダメだよ(笑)
 それよりセレナの反応。ただただ微笑ましくサトシを見つめていた。こんなヒロイン、今までいただろうか。1つこれが衝撃的だった。

 直後、ジュンサーに追われているワリオっぽいオッサン。どうやら彼はポケモンバイヤーで、主にコフキムシコフーライを乱獲し、ビビヨンに進化させてネットで売り捌いているらしい。
 “ネットで”と言う言葉が出て来たのにも驚きだった。“ポケモン新世代”を意識しているのか、アニメ内の表現や会話が、世代に追いついてきたように感じる。

 と、オッサンがコフキムシを1匹落としていったことに気付き、保護するサトシたち。すると、割と唐突にコフキムシコフーライに進化した。

 ユリーカ「せっかくだから、進化について詳しく教えて!」
 サトシ 「進化って言うのは、ピカーっと光って、バーンと変わって、お〜! ってなることを言うんだ。分かったか?」
 皆さんご一緒に……分かるかよっ!!!
 18年の旅はいったい何だったのか。ピカチュウですらドン引きの模様。でもサトシらしいと言えばサトシらしい。

 コフーライ偽装作戦とある訳だから、誰かがコフーライを演じることになる。ここでセレナの登場。裁縫セットで、コフーライっぽく仕立てることになった。セレナの女子力、いかんなく発揮されている。

 コフーライの偽装は、サトシがやったら大きすぎ(不気味)、デデンネは小さすぎ、と言うことでハリマロンに落ち着いた。シトロンが作った発信機を持たせ、バイヤーのオッサンを罠にかける!
 ……嫌な予感しかしない。

 コフーライに偽装したハリマロンはオッサンに回収され、おそらくアジトへと向かう。発信機の電波をもとに追いかけるサトシ達だが。案の定! 爆発した。
 結局、ヤヤコマで空から探すことに。飛行タイプは相変わらずこの役回りが多い。

 アジトが見つかり、忍び込もうとするが、セレナ、シトロン、ユリーカ、ピカチュウが罠にかかってしまう。そしてオッサン登場。ケロマツとオッサンのホルードでバトルすることになるが、ホルードが強い! ケロマツが歯が立たずに負けてしまう。ちょっと気の毒……。

 トドメを刺そうとするホルードに、コフーライが突っ込む。
 「オレ達のために戦ってくれるのか!」
 コフーライは“まもる”“いとをはく”で攻撃を凌ぐと、まばゆい光が。……進化だ。
 進化したビビヨンは、“しびれごな”でホルードを撃退。ジュンサーも到着し、抵抗しようとするオッサンに対しては、自身の鱗粉を浴びせる。それには闘争心を抑える効果があるらしく、オッサンは大人しく捕まったのであった。

 ラストは、捕まっていたコフーライ達を開放すると、これまた唐突に、一斉に進化した。
 “バイバイバタフリー”を彷彿させる、蝶々達の優雅な舞い。密漁されたポケモンにふさわしく(?)、ていえん、サバンナ、たいりく、せつげん、みやび、たいよう、ひょうせつ。色とりどりのビビヨンが、夕日に向かって飛び立って行った。

 ビビヨンの模様は全部で18種類。国によって模様が違うとなると、確かにネットで売れそうだ。そんな、現実の世界観を反映したかのような内容だった。

 ● 総括
 “日常回”としては、可もなく不可もなくという印象。ただ上でも述べたように、題材はしっかりしているし、不満な点は無い。ケロマツの「まる」が可愛かった。