ポケモンXY感想−4話目

第4話「ピカチュウデデンネ!ほっぺすりすり!!」


 正直、“ほっぺすりすり”がワザ名だと言うことを、この話を見て初めて知った……。

 ユリーカとピカチュウの触れ合いから始まる。撫でてるユリーカが女の子らしい動きで可愛いなと思いつつ、尻尾を撫でられて喜ぶという設定を、アニメ始まって以来初めて聞いた。

 そこに現れたのは、3話に現れたデデンネ。ユリーカはこのデデンネを気に入っており、シトロンにゲットしてくれるよう頼み込む。
 が、いざゲットしようとすると逃げ出すデデンネ。捕まえようと追いかけるも、ひょんなことで、ピカチュウデデンネのセットがサトシたちとはぐれてしまった。

 それはチャンスと現れたロケット団ピカチュウデデンネを気遣いながら逃げる、そんなピカチュウを、尊敬のまなざしで見るデデンネ。そんなポケモン同士のやり取りは微笑ましい。

 その時、コジロウに異変が。

 「マイ マーイーカー、カモーンヌ!」 「たいあーたーりーだー!」

 おい何だよその発音は。そのテンションは。
 結局、バトル中は終始こんなテンションだった。

 ピカチュウたちはサトシたちと合流するが、もれなくロケット団も付いてきた。
 ここでバトルに立ったのは、デデンネだった。小さいながらも、コジロウのマーイーカと善戦し、例の“ほっぺすりすり”でマヒさせる。さらにピカチュウと協力しての電撃攻撃。最後はいつものお決まりパターンで終わった。
 このピカチュウデデンネが協力するシーン。2匹が頬をすり合わせて放つ電撃がなかなか可愛かった。喰らった方はひとたまりもないが……。

 そんなこんなで、シトロンはデデンネをゲット。日常の世話をユリーカにまかせることとし、さっそくデデンネの体を拭くユリーカ。やはり尻尾が気持ち良いらしい。それを見ておねだりするピカチュウもまた可愛いのなんの。ピカチュウが自分からねだるシーン自体少ないと思うし、可愛く見せる演出には非常に好感が持てた。


 その頃セレナはプラターヌ研究所に到着していた。ガブリアスの破壊の跡がまだ残っているあたりがリアルで良い。
 博士はセレナを見るなり「ポケモンを貰いに来たのかい?」と。そんな簡単に渡して良いもんなん? それとも実はアポ取ってたのか?
 ……そういえばAG編で、ポケモン貰いに来た子に付き添ってた親が、突然「ポケモントレーナーに年齢制限無いんですよね。ならこの子を私に下さい」と、キモリを貰ってた回があった。割とルーズなのかな、この世界?

 フォッコを貰ったセレナは、サトシたちを追いかけてハクダンシティへと向かう……が、森で夕方を迎えてしまう。さらにビークインに襲われそうになるも、フォッコの炎ワザで何事もなく済んだ。
 ここで特筆すべき点として、“襲い役”にビークインが登場したということ。スピアーは使い過ぎだと制作側も気付いているのだろうか。

 ● 総括
 ユリーカの仕草が可愛らしい。フォッコの鳴き声や動きが可愛い。XYで着せ替えがあるように、女の子意識が少し高まったのではないかと思わせる回だった。