今年も一年ありがとうございました

 早いもので、もう2014年も終わってしまいます。
 この年は色々とありましたが、毎週アニポケ感想記事を上げているように、おおよそアニポケに勤しむ一年となったのは、傍から見れば悲しい事なのでしょうか……。

 画像付きダイジェストに私見を織り交ぜたアニポケ感想記事も、数えること53回。多くの皆様に閲覧して頂き大変嬉しく思います。
 今後もより良いブログにするため、感想記事の“完全な”定期更新を目指したいところですが、ここの管理人は何よりも旅行、旅を優先しますので、“極力定期更新”を目指していきたいと思います。


 2014年で注目すべき事柄として、アニメ関連では、“妖怪ウォッチ”の大ブームが挙げられます。

 第二のポケモン、などと囁かれ、アニメ視聴率やグッズ展開などもポケモンを上回る勢いで、早くも“ポケモンを超えた”などとも聞きますが、管理人は、そうとは思えません。
 そもそもポケモンは17年も続く長寿コンテンツであり、海外展開他、関連グッズ、ゲーム発売本数も比較になりません。“妖怪ウォッチ”が真にポケモンを超えた〜となるのは、少なくとも10年間、妖怪ウォッチの人気が衰えなくて初めて言えることではないでしょうか。
 とにかく、ポケモン世代の管理人は、やすやすとポケモン妖怪ウォッチを比較する輩が許せません(笑)


 もう一つ、2014年の注目すべき事柄として、……管理人が超絶アニポケオタと思われるのもアレなので、少し真面目な話をしましょう。

 12月14日の選挙で、第三次安倍内閣が発足しました。過去最低の投票率ではありましたが、選挙結果は選挙結果、覆ることのない事実です。
 よく低投票率では意味がない〜などと聞きますが、それは投票しない人間が悪いのであって、それを理由に再選挙など、もっての外です。
 一票の格差問題も確かにありますし、それを是正すべきだとも考えますが、それをやると、人口の多い都心での候補者が有利になることは明白で、地方の声が政権に届きにくくなってしまいます。難しい問題です。……これは私見ですが、一票の格差で選挙が無効だと訴える人がいますが、そういった方たちは、わざわざ投票しに行った多くの有権者の心、労力、意見を踏みにじっていると、少しでも思わないのでしょうかね。

 さて、管理人は、特段支持政党がある訳でもなく、左翼右翼の考えを持っている訳でもありません。単なるポケモン世代の人間ですから。
 しかし、“謂れのないバッシング”、いわゆる“理不尽なこと”は、どうしても許せません。安倍内閣を批判している方々が悪いとは言いませんが、ごく一部で、的外れな、というか、よく分からない理由で批判している方を見かけます。
 例えば、昼食を食べたと総理がTwitterに挙げたことに対する批判。訳が分かりません。大雪で山梨県はじめ地方が雪害に遭った時も、総理は必要な指示を出していたにもかかわらず、天ぷらを食べていたことに批判していた方もいました。総理が断食することで助かる命があるとでも言うのでしょうかね?

 当ブログに若い閲覧者の方もいらっしゃると信じて書きますが、集団的自衛権=戦争=徴兵制、と言うのは【有り得ない】のでご安心を。
 確かに、日本と直接対立関係のない国から、集団的自衛権の行使によって間接的に対立関係となったことで攻撃を受けると言うのは、無いとは言い切れません。……が、集団的自衛権と言うのは、いわゆる“抑止力”にもなるので、違う面から見れば、戦争を防ぐ方法と捉えることもできます。たとえ話をすると、あなたはヤクザに向かって喧嘩を売りますか? といったところです。
 徴兵制に関しても、現在の法律では無理です。解釈変更でどうにかなることでもありません。憲法改正も出てきますが、それには国民投票を行い、過半数の賛成が無ければいけないので、現実的に有り得ないでしょう。少なくとも、集団的自衛権=戦争、と言った解釈は、捨てていいと思います。

 もう一つ。法人税率の引き下げがほぼ決定した今、安倍政権は業界とズブズブだ、そんなことなら消費税を上げるな、などと言われています。確かに消費税を上げたのは大失敗だと思いますが、法人税率の引き下げについては、感情論で批判している方が多いように感じます。
 この政策は、そもそも1980年代のアメリカで、レーガン政権がとった経済政策“レーガノミクス”を参考にしたもので、“アベノミクス”も、この“レーガノミクス”から来ています。
 レーガノミクスには減税政策は含まれており、その意図は、労働意欲を高めることにありました。減税することで、設備投資や人員確保、賃金の引き上げにまわす金が増え、結果として経済の好循環が生まれる。企業の利益、従業員の利益を上昇させ、労働意欲を高める、といった仕組みです。企業からの税収は減りますが、その分、消費が増えることから、トータルで見て税収はアップする。減税政策は、こういった意図があるのです。
 もっとも、このレーガノミクスは、軍事関連等、当時の情勢による要因によって、失業率こそ改善したものの、財政赤字が増大すると言う、失敗に終わりました。
 現在の日本は、1980年代のアメリカのような情勢では無いので、レーガノミクスの失敗が、そのままアベノミクスの失敗に繋がるとは言えないでしょう。今後、この減税政策が吉と出るか凶と出るか定かではありませんが、法人税率の引き下げは、決して企業にオイシイ思いをさせるだけのものではなく、背景には、経済の好循環を目指す仕組みがあると言うことを、心の片隅にでも覚えておいて頂ければと思います。


 難しい話が続きましたが、ポケモンの話題に戻りましょう。

 本日、ポケモンスペシャルが放送されました。前半はこれまで放送したアニポケも中で、伝説ポケモンが関連する話をピックアップして放送するもの。後半は、これまでのXY編の名シーンを紹介すると言うもの。
 後者については、ダイジェストであってそれ以上でもそれ以下でもない特段コメントのしようがない内容だったので、特段感想はありませんが、注目すべきは前半。

 無印編からはルギア、AG編からはグラカイ、DP編からはディアパル、BW編からはレシラムの話が、それぞれ放送されました。
 やはり時代が進むにつれて、アニメ描写の進歩が伺えます。それと同時に、サトシの変貌も垣間見ることが出来ました。やはりサトシは、以前のような黒目(良く見ないと分からないレベルの茶色)の方が良かったような……。
 各話の感想を書くような時間は無いので、特にこれだけは言いたい! という点が一つ。それは……各話ごとにOPとEDが流れたこと。これに尽きます!

 無印編からは、“めざせポケモンマスター”のホワイトベリーVer.&“前向きロケット団”と言う、懐かしすぎて涙が出そうになる組み合わせ。AG編からは、“チャレンジャー”&“そこに空があるから”と言う、これまた涙腺崩壊しそうな組み合わせで放送。DPとBWは割と最近なので個人的な反応はイマイチでしたが、とにかく無印&AGの懐かしさが半端なく、一人で高テンション。OPとEDをスペシャルに組み込んでくれたテレ東、アニポケは、ポケモン世代を意識したのでしょうか。とにかくお礼を言いたいほど、懐かしくて懐かしくて楽しめました。

 17年間も続いたアニメだからこそできる、過去の話の再放送。そして、それを懐かしむ人間がいる。シリーズが変わっても主人公が変わらない長寿アニメ、ポケモンだからこそ成せるワザ。ポケモンに嵌る理由って、こんな所に存在するんですね。


 そんな訳で、2014年も今日で終わりです。閲覧して下さった皆様、一年間ありがとうございました。

 来年のアニポケは、ヌメラとかヒヨクジムとかその辺は割とどうでもよく、サトシとセレナのデート回が訪れます。全国数万人のサトセレファンの皆様、2月5日までは健康で生きていきましょう。そして、一緒に はっちゃけましょう!

 それではまた。来年も“Toethu Story”をどうぞよろしくお願いいたします。